top of page

​小児脳性麻痺

​胎児期から生後4週間以内の時期に脳神経細胞に損傷を受け、運動障害などを起こす症候群。知的障害や行動障害、けいれん性疾患などを併発することもある。

​けい直型

筋肉のこわばり、筋力低下。

(例)両腕・両脚(四肢麻痺)

   両腕<両脚(両麻痺)

   片腕・片脚(片麻痺)

​   両脚・下半身(対麻痺)

​運動失調型

体の各部の動き(を制御し調整するのが困難になった状態。

​手を伸ばした時に震えるような動きがみられる。

​アテトーゼ型

​腕、脚、体幹の筋肉が不随意的にゆっくりと動く。小児脳性麻痺の約20%を占める。

​混合型

混合型のほとんどが、けい直型とアテトーゼ型の混合。

重い知的障害がみられることがある。

小児脳性麻痺と鍼灸施術

​脳性麻痺児の特性として、筋肉のこわばり、上下肢の麻痺、手足がバラバラに動くなどがありますが、これらは脳が損傷を受けた時に運動神経に影響を及ぼすことにより起こります。現在、脳性麻痺そのものを治すことはできないとされています。そのため、可能な方法としては現れている症状を緩和したり、運動機能を高めることなどが挙げられます。

小児脳性麻痺児に対してのはり・きゅうは、筋肉の緊張緩和、血行促進、免疫力の向上などが期待できます。身体を動かすことが困難な為、血流が悪くなり、冷えなどの原因になりそれが元で便秘や下痢といった症状にもつながります。

​リハビリ療法などと併せてはり・きゅうを行うことで、運動機能の向上はもちろん、免疫力を高め風邪を予防するという点でも効果が期待できます。

bottom of page