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​発達障害

自閉症スペクトラム(ASD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)・学習障害(LD)の総称で、これらが低年齢で発症し、おおむね12歳までに日常生活に支障をきたすと医師に認められたもの

​自閉症スペクトラム(ASD)

対人関係、コミュニケーションが苦手でこだわりが強いのが特徴。
​大きく分けて3種類に分類される。

​自閉症

​知的障害・言葉の遅れを伴い、コミュニケーションがとても困難。

​高機能自閉症

​知的障害はないが、言葉に遅れを認め、コミュニケーションが困難。

​アスペルガー症候群

​知的障害や言葉の遅れはないが、こだわりがあるなど自閉症スペクトラム特有の症状がありコミュニケーションがやや困難。

​注意欠陥多動性障害(ADHD)

集中力が持続しない、落ち着きがないなどの特性がある。
​大きく分けて3種類に分類される。

​不注意優勢型

特に集中力が持続しない、物忘れが多いなどの特性が著しく認められる。不注意優勢型は大人に多い。

​多動性・衝動性優勢型

落ち着きがない・順番を待つのが苦手などの特性がある。

集団の場(保育園・小学校など)で発見されることが多い​​。

​混合型

​不注意・多動性・衝動性の特性を持ち合わせた型。忘れ物が多く、じっとしていられないなどの特性がある。

​学習障害(LD)

知的発達の遅れはないが、読み、書き、話すなどの特定の分野において著しい困難を示す。
​ASDやADHDと併発することも多い。大きく分けて3種類に分類される。

​読字障害

​文章の中の単語を識別することや、特殊な読みを識別することが困難などの特性がある。

​書字障害

言葉と意味を理解していても文字を正しく書けない、文字が反転してしまう、文字の大きさがバラバラ等

​算数障害

簡単な計算問題が解けない、数の大小が分からない​、文章問題で何を問われているのか分からないなどの特性。

​発達障害と鍼灸施術

発達障害の原因ははっきりと解明されていませんが、生まれつきの脳機能の障害が原因とされています。

それぞれが持っている特性の程度にもよりますが、はり・きゅうを行うことで、例えば文字で何かを伝えるよりも体が持っている感覚を使うことで刺激になり、集中力の向上などにつながるとの報告もされています。

また、はり・きゅうはマッサージよりも深部まで刺激することができ、自律神経の乱れを整え交感神経と副交感神経のバランスを整えることで感情のコントロールもしやすくなる効果が期待できます。

発達障害の多くは見た目では判断することが困難で、「わがままな子」として捉えられがちです。

その結果、うつ病などの二次障害につながることも少なくありません。

はり・きゅうはそれらの予防に役立つ一つの方法だと考えています。はり・きゅうは副作用も少ないため、薬の副作用が怖いという方にもおすすめです。

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